氷河成層(読み)ひょうがせいそう

百科事典マイペディア 「氷河成層」の意味・わかりやすい解説

氷河成層【ひょうがせいそう】

氷河によって形成された地層。氷河によって運ばれた礫(れき),砂,泥が,氷河の末端などに堆積する場合と,氷河の流水により運ばれた礫,砂,泥が堆積する場合(融氷流水堆積物)とがある。前者ふるい分けが著しく悪いのが特徴で,代表的なものは氷礫土であり,モレーン,ドラムリンなどを形成する。後者の例には氷縞(ひょうこう)粘土がある。原生代,ペルム紀,第四紀などの氷河成層が世界各地から知られている。日本では,日高山脈,日本アルプスなどに第四紀の小規模なものがある。

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