淘汰係数(その他表記)selection coefficient

法則の辞典 「淘汰係数」の解説

淘汰係数【selection coefficient】

遺伝子型の間に適応度相違がある場合,最大の適応度を1として,ある遺伝子形の適応度がそれよりどのくらい低いかを示す尺度をいう.

メンデル集団」を考えて,対立遺伝子Aとaの頻度pq とする(pq=1).劣性ホモ接合のaaの適応度がAAやAaに比べて小さな値(1-s)となったとき,この s を淘汰係数という.

淘汰係数【sorting index,sorting coefficient】

不均質な砕屑物が,流水や風などの影響を受けて,類似の粒径や比重形態をもったものが選別されて堆積する過程淘汰作用というが,この度合いを示す尺度をいう.

出典 朝倉書店法則の辞典について 情報

生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...

代謝の用語解説を読む