王貫峠(読み)おうぬきだわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「王貫峠」の意味・わかりやすい解説

王貫峠
おうぬきだわ

広島県庄原(しょうばら)市と島根県仁多(にた)郡奥出雲(おくいずも)町上阿井(かみあい)との境にある峠。江戸時代には阿井越えとよばれた。標高630メートル。国道432号が通じるが、冬季は雪で通行困難になることが多い。古代から備後(びんご)(広島県)と出雲(いずも)(島根県)を結ぶ街道で、後鳥羽(ごとば)上皇が隠岐(おき)に流されるとき、この峠を通ったという伝承がある。なお、「だわ」は撓(たわ)(山の鞍部(あんぶ))の転訛(てんか)であろう。

[北川建次]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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