環境倫理学(読み)かんきょうりんりがく(その他表記)environmental ethics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「環境倫理学」の意味・わかりやすい解説

環境倫理学
かんきょうりんりがく
environmental ethics

地球規模の環境破壊をいかに防止するか,あるいはエコロジー運動の根底を支える思想的基盤として生じた倫理学。その基本的な考え方は,地球上のすべての物質や生物は,相互影響関係にありながら生存権を有するものであるとする自然生存権の尊重,そしてその生存権を未来世代へと継承する責任を負うべきであるとする世代間倫理の問題,さらに地球資源は有限であるから,現世代は未来世代の生存可能性の保障に優先権を与え,計画的に資源を利用すべきであるとする地球全体主義の3点である。そこには単に自然破壊を批判するのみならず,人間の生存のあり方そのものの問題も提起されている。

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