産業別人口(読み)さんぎょうべつじんこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「産業別人口」の意味・わかりやすい解説

産業別人口
さんぎょうべつじんこう

産業別就業人口ともいう。産業構成を第一次(農林業、水産業など)、第二次(鉱業工業、建設業など)とそれ以外の第三次(公務商業運輸業、金融業、サービス業など)に分けると、経済が発展して1人当り所得が高くなるにつれ、第一次産業の就業人口の比重が小さくなり、第二次、第三次のそれが増大することが歴史的に知られている。この傾向をペティ法則という。さらに1人当り所得が増大すると、第二次産業の就業人口の比重が縮小し、第三次産業のみが比重増大を続けることが、先進国共通の傾向としてあり、これをサービス産業化ともいう。こうした歴史的傾向を生み出す動因としては、第一に生産性の高い産業に就業者を誘引配置しようとする国家による政策、第二に高生産性すなわち高所得を求めて就業者が職業の選択をすること、第三に所得水準の上昇につれて需要増→生産増→雇用増の産業に就業者が誘引されるという産業別需要の所得弾力性の高さ、などがあげられる。

[一杉哲也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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