畠山義統(読み)はたけやま よしむね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「畠山義統」の解説

畠山義統 はたけやま-よしむね

?-1497 室町時代武将
畠山義忠の孫。父義有の死により祖父の跡をつぎ,能登(のと)(石川県)の守護となる。将軍足利義政の相伴衆もつとめる。応仁(おうにん)の乱では畠山義就(よしなり)に味方し,山名持豊方についた。文明9年(1477)能登府中にかえって統治を強化し,文芸活動を保護した。明応6年8月20日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の畠山義統の言及

【能登国】より

…したがって室町期の能登畠山氏の領国経営は,在京する守護満慶,義忠,義統(よしむね)に代わって,守護代遊佐(ゆさ)氏が鹿島郡八田(やた)郷府中の守護所にあって実務にあたった。応仁・文明の乱(1467‐77)後,守護畠山義統は能登に下国し,動揺する領国の再建に腐心して,戦国大名化への基礎を固めた。戦国前期の北陸地域の内乱的状況のなかで,能登畠山氏は一族間の内訌や一向一揆の反乱などを克服し,やがて戦国中期の畠山義総(よしふさ)の時代に,領国の繁栄を招来するが,その間,守護所(府中)に近接する七尾山に堅固な山岳城(七尾城)を構築し,山下に戦国城下町七尾の形成もはかられた。…

※「畠山義統」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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