畳をつくる職人の店。部屋が板間にかわって畳敷きとなった14世紀、畳をつくり、それを部屋に敷く職人の畳刺(差)が生まれた。17世紀以後は畳師とか畳屋ともいわれた。居職(いじょく)を主とするが出職(でしょく)のこともあった。畳替えもするようになった。藁(わら)の床(とこ)をつくり、藺草(いぐさ)の表(おもて)を床の上にかぶせて、長いほうの縁(へり)を麻糸で縫い付けることがおもな仕事で、畳替えは表を取り替えることである。工具は縫い針と待ち針と畳屋包丁がおもなものである。19世紀後半から、住宅の洋風化と新しい敷物の出現によって、その仕事はしだいに減ってきた。現代は、新しい機械床・機械縫いが現れ、手縫いはほとんどなくなった。
[遠藤元男]
初冠,加冠,烏帽子着ともいう。男子が成人し,髪形,服装を改め,初めて冠をつける儀式。元服の時期は一定しなかったが,11歳から 17歳の間に行われた。儀式は時代,身分などによって異なり,平安時代には髪を...