皇甫冉(読み)こうほぜん(その他表記)Huang-fu Ran

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「皇甫冉」の意味・わかりやすい解説

皇甫冉
こうほぜん
Huang-fu Ran

[生]開元2(714)?
[没]大暦2(767)?
中国,中唐の詩人。安定 (甘粛省 涇川県) の人。字,茂政。左補闕で官を退き,丹陽 (江蘇省) に閑居して詩作にふけった。その詩文朝廷に伝わると,人々は顔色を失ったといわれる。やはり流浪の嘆きを詠じた詩が多い。皇甫曾の兄。詩集『唐皇甫冉詩集』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む