ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「社会階層」の意味・わかりやすい解説
社会階層
しゃかいかいそう
social stratification
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…階級も階層も,ともに人間社会の不平等現象に関する概念化である点で変りはない。 社会階層とは,全体社会もしくは部分社会において,社会的資源ならびにその獲得機会が,人びとのあいだに不平等に分配されている社会構造状態である。この定義で社会的資源といいあらわされているものは,物的資源を表示する通常の資源概念よりもはるかに広く,個人にとって欲求充足の源泉となり,社会システムにとって機能的必要をみたす源泉となる,物的対象(物財)・関係的対象(関係財)・文化的対象(文化財)を総称する。…
…たとえば前産業社会は産業社会に比して専門分化の度合が小さく,官庁や大企業の組織は小企業の組織よりも役割行動の公式化の度合が高く,たえず環境変化に直面している企業の組織はそうでない企業の組織よりも役割規定の硬直性の度合が低い,などである。
[支配と社会階層]
社会構造の垂直的側面は支配の構造および社会階層の構造である。支配の構造とは権力の行使およびそれへの服従の制度的形態をいい,国民社会あるいは地域社会(村,町,都市,府県など)における統治と行政の形態(政治権力および行政権力),ならびに官庁や企業の組織における官僚制的支配(公式権限)は,近代産業社会における構造化された支配の代表的なものである。…
…そしてハディースの真偽の検討のために,世代ごとにまとめられた伝承者の伝記集が編纂されたが,このような形式の伝記集をもタバカートといい,後にはウラマー,スーフィーなどの師弟関係を基準にした世代別の伝記集もタバカートと呼ばれた。 また,タバカートは社会階層を意味し,たとえば,支配者,学者・知識人,戦士,農・工・商人のおのおのを一つのタバカとした。近・現代になって共産主義・社会主義思想がアラブ世界に導入されると,搾取・被搾取の関係を軸にした社会階級の概念を表すのにも,タバカートが用いられるようになった。…
※「社会階層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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