…15世紀から16世紀にかけて,今日のドイツ,オーストリア,スイスなどの諸都市において,謝肉祭(カーニバル)の期間に盛んに演じられた一連の演劇をいう。この演劇は,当時都市の中心勢力となっていた手工業者(職人,マイスター)のなかから,ゲルマン土着の春祭の伝統を受けつぎつつ生まれでたものであり,その性格はキリスト教的であるよりは,むしろきわめて民衆的・祝祭的なものであった。謝肉祭劇の作者には,今日のような専門の劇作家がいたわけではなく,その多くは普通の職人であったし,それら職人作家(マイスタージンガー)によって作られた劇はまた,しばしば親方に率いられた職人の一座によって,旅館兼営の酒場や個人の家の大広間など,カーニバルの宴の場所で座興的に演じられるのであった。…
…古代ギリシア・ローマの密儀はもとより,イエス・キリストの降誕も聖夜に祝われ,謝肉祭や復活祭も夜を徹して行われる。秋祭夏祭春祭冬祭【薗田 稔】
[祭儀と祝祭]
人間の社会集団においては,その構造を基礎づける超越的な世界像を持つ場合がある。それが,社会によっては超自然的な神の世界だったり,あるいはまた聖なる歴史的過去であったりして一様ではない。…
※「祝祭」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)1 別の衣服に着替えること。特に夏冬の季節に応じて改めること。平安時代には、陰暦4月1日、10月1日に行われた。江戸幕府では、このほかに5月5日・9月9日などにも着替える定めがあった。現...