窮乏化理論(読み)きゅうぼうかりろん(その他表記)impoverishing theory

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「窮乏化理論」の意味・わかりやすい解説

窮乏化理論
きゅうぼうかりろん
impoverishing theory

資本主義社会のもとでは,生産増大が社会的な富を増大させ,資本蓄積をもたらすが,同時にそれは労働者の窮乏,貧困をも推し進めるものであるとする理論。 K.マルクスは『資本論』において,一方ではこうした資本の蓄積に伴う労働者の窮乏化を資本主義生産に内在する普遍的法則であるかのようにとらえるとともに,他方では労働者の組織的団結がこれらの法則をある程度まで修正しうるもののように考えていた。この窮乏化理論をめぐって,19世紀末におもに E.ベルンシュタインと K.カウツキーとの間で論争が展開された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む