第二次集団(読み)だいにじしゅうだん(その他表記)secondary group

翻訳|secondary group

日本大百科全書(ニッポニカ) 「第二次集団」の意味・わかりやすい解説

第二次集団
だいにじしゅうだん
secondary group

一定の法律や規則に基づいて、一定の目的を私情や私益をさしはさまずに目的合理的に追求する機能集団。第一次集団primary groupに対置して用いられる概念。第一次集団の概念は、アメリカの社会学者クーリーによって提示されたものであるが、それとの対比で第二次集団という概念が用いられるようになった。

 第一次集団における人間結合が感情や全人格的関係に基づくのに対して、第二次集団での人間結合は合理性と没私情的関係に基づく。すなわち第二次集団においては、人間関係はあくまでも仕事のうえでの関係であり、したがってできる限り私情や感情を抑えるという意味で没人格的関係である。このような関係は、フォーマルな規則に基づく行為によって保証される。集団規模が大きくなり、集団を組織に基づいて合理的に運営しようとすれば、その集団における人々の関係は私情をさしはさまない第二次的関係にならざるをえない。しかし、第二次集団のうちに第一次集団が派生してくるのが現実である。

[佐藤慶幸]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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