美玉(読み)びぎょく

精選版 日本国語大辞典 「美玉」の意味・読み・例文・類語

び‐ぎょく【美玉】

〘名〙
① 美しい宝玉。
懐風藻(751)在常陸贈倭判官留在京〈藤原宇合〉「清絃入化経三歳、美玉韜光度幾年」 〔論語‐子罕〕
② (転じて) 美人美妓のたとえ。
洒落本・新かた後の月見(1819)「帯くろしゅす、または二重どんす、何れも美玉としり給ふべし」

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普及版 字通 「美玉」の読み・字形・画数・意味

【美玉】びぎよく

立派な玉。〔論語、子罕〕子貢曰く、斯(ここ)に美玉り。(ひつ)に(をさ)めて(こ)れをせんか、善賈を求めてれを沽(う)らんかと。子曰く、之れを沽らん哉(かな)、之れを沽らん哉。我は賈を待つなりと。

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