老心(読み)ろうしん

精選版 日本国語大辞典 「老心」の意味・読み・例文・類語

ろう‐しん ラウ‥【老心】

〘名〙
老人の心。老人になってからの気持
※本朝無題詩(1162‐64頃)四・三月尽日即事〈藤原有信〉「人事未壮日、老心何耐残春
父母の心。親心
※永平道元禅師清規(13C中)典座教訓「所謂老心者。父母心也」

おい‐ごころ【老心】

※光悦本謡曲・天鼓(1465頃)「おやこは三界のくびかせと、きけば誠に老心、わかれの涙の両の袖」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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