聖地巡礼(読み)セイチジュンレイ

デジタル大辞泉 「聖地巡礼」の意味・読み・例文・類語

せいち‐じゅんれい【聖地巡礼】

宗教上の聖地霊場などを参拝して回ること。聖地巡拝。→巡礼
俗に、熱心なファンが、アニメ漫画などの舞台となった土地建物を、聖地と称して訪れること。→コンテンツツーリズム

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精選版 日本国語大辞典 「聖地巡礼」の意味・読み・例文・類語

せいち‐じゅんれい【聖地巡礼・聖地順礼】

  1. 〘 名詞 〙 聖地、霊場、あるいは本山などを、順次参拝して信仰を深める宗教行事。旅行中は禁欲し、特殊な服装をする。イスラム教徒のメッカ巡礼、キリスト教徒エルサレム巡礼、ヒンドゥー教徒のガンジス流域聖地巡礼は有名日本では、南都七大寺詣、観音三十三所巡礼、四国八十八所遍路などがある。

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知恵蔵mini 「聖地巡礼」の解説

聖地巡礼

宗教において重要な意味を持つ場所(聖地)に信者が赴くこと。転じて、映画・小説・マンガ・アニメや、バイク・鉄道・著名人などに縁の深い場所を聖地と称し、それらの愛好者が訪れることを指す。宗教上の聖地巡礼としては、世界三大宗教(ユダヤ教イスラム教キリスト教)の聖地・エルサレムへの巡礼が有名。愛好家による聖地巡礼も古くから世界中で行われており、作曲家ワーグナーの聖地「バイロイト祝祭劇場」(ドイツ)やジャズの聖地「ニューオーリンズ」(米国)、日本のマンガの聖地「トキワ荘」(東京都豊島区)などが広く知られている。近年の日本では、2014年にウェブサービス「聖地巡礼マップ」(ディップ株式会社)が提供開始となるなど、特にアニメやマンガの舞台となった場所や作者と縁の深い場所などを巡ることが増えている。

(2015-11-26)

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