聖画(読み)せいが

精選版 日本国語大辞典 「聖画」の意味・読み・例文・類語

せい‐が‥グヮ【聖画】

  1. 〘 名詞 〙 キリスト教で宗教上の事跡、伝説人物などを題材とした絵画宗教画。神聖な感じを受ける絵画。
    1. [初出の実例]「堂裏は今礼拝式の最中で〈略〉見上げると向ふの高い窓の、聖画(セイグワ)を描いた彩色ガラスからは花やかに日光がさし込んで」(出典:欧米印象記(1910)〈中村春雨〉倫敦日記)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の聖画の言及

【洋風画】より

…第1期洋風画は16世紀末(桃山時代)に,キリスト教の伝播とともに誕生した。当時伝わったキリスト教はカトリックであったから,多数の聖画を必要としたが,信者数の増大とともにそれが輸入品だけでは不足するようになった。そこで,当時日本布教にあたっていたイエズス会では,その宗教教育施設であるセミナリヨにおいて,日本人の洋風画家を養成することにした。…

※「聖画」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む