誘導居住水準(読み)ゆうどうきょじゅうすいじゅん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「誘導居住水準」の意味・わかりやすい解説

誘導居住水準
ゆうどうきょじゅうすいじゅん

1986年から 91年までは建設省が定めた第5期住宅建設5ヵ年計画の年にあたった。このなかで住宅の広さに関する水準従前の平均居住水準に代わり,誘導居住水準として打ち出した。これは 2000年を目標にして住宅の質的向上を図ろうとしたもので,住宅の広さでは都市型 91m2,郊外・地方型 (一般型) 123m2を目指した。しかし近年の地価高騰によって水準の達成率は伸び悩んだ。そのため 92年から始まった第6期5ヵ年計画では,95年度までに住宅1戸当たりの平均床面積を約 95m2とすることを目標とした方針を打ち出した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android