輸出代替効果(読み)ゆしゅつだいたいこうか

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「輸出代替効果」の意味・わかりやすい解説

輸出代替効果
ゆしゅつだいたいこうか

製造業生産を海外現地生産に切替えることで,これまで輸出していた製品が現地産品にとって代られ,輸出が減少すること。海外投資した初期段階では,生産設備などの資本財や組付け用部品を日本から運ぶ必要があるため輸出はふくらむが,現地生産が軌道にのり部品の現地調達率が上がれば,輸出は減少傾向に転じる。現地需要に加えて日本への逆輸出などが始るなら,日本の貿易黒字削減に一層寄与することになる。貿易不均衡是正のためには家電自動車産業,関連部品メーカーなどが海外生産を拡大し,輸出代替効果を生むことが必要とみられている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む