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資本財 しほんざいcapital goods

翻訳|capital goods

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

資本財
しほんざい
capital goods

富を生産するために使用される土地以外の財貨であり,人間によって生産された生産手段ないし中間生産物である。投資財ないし生産財とも呼ばれる。資本財は耐久性に応じて機械,建物,道具などのように長期にわたって使用される固定資本財原材料のように一度の使用によって原形を消滅する流動資本財に分けられる。資本財は生産財とほとんど同義語として扱われることが多いが,日本の経済産業省の統計分類によれば資本財は固定資本財だけであり,流動資本財は生産財となっている。したがって経済産業省統計による資本財の生産,出荷指数は設備投資の動向を判断する重要な景気指標として使われている。

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デジタル大辞泉の解説

しほん‐ざい【資本財】

過去の労働の生産物で、生産のために使用される財。原材料のような流動資本財と道具・機械・建物のような固定資本財とに分けられる。→消費財

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世界大百科事典 第2版の解説

しほんざい【資本財 capital goods】

将来の収益を期待して商品生産に投入する用途に用いられる商品。資本財としてこの範疇(はんちゆう)に入るものは,原材料・仕掛品・製品の在庫などの流動資本財,および非居住用建物・構築物,生産機械設備・装置,運搬・運送機器(船舶・自動車フォークリフトなど),その他工具備品などの固定資本財である。流動資本財は,1回の商品生産で使ってしまう原材料などのストックとなるものであるのに対して,固定資本財は,ある期間の反復的使用に耐えうる耐用年数をもつ点が重要である。

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大辞林 第三版の解説

しほんざい【資本財】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

資本財
しほんざい
capital goods

人間の欲望を直接に満たす最終財である消費財の生産過程において労働・土地とともに使用される財をいう。資本財には原材料・仕掛品などの流動資本財と、機械・工場などの固定資本財とがある。流動資本財は、1回の商品生産で使用してしまう単用資本財であるのに対して、固定資本財は、ある期間の反復的使用に耐えうる耐久資本財である。資本財は人間によって生産された生産手段であり、最終財に対して中間生産物であるので中間財とよばれることもある。[鈴木博夫]

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世界大百科事典内の資本財の言及

【懐妊期間】より

…経済学用語。投資の懐妊期間の意味で,資本財の生産着手からそれが完成して稼働しはじめるまでに経過する時間を指す。この語を初めて用いたのはケンブリッジ大学の経済学者A.C.ピグーとD.ロバートソンであったが,基本的概念の発案者はフランスのアフタリオンAlbert Aftalion(1874‐1956)である。…

【財】より

…消費財は直接消費されるものである。生産財は生産過程に投入されて生産活動に用いられるものをすべて含むが,原材料や動力などと区別して設備,機械などを資本財と呼ぶこともある。消費財と生産財との分類は必ずしも排他的なものでなく,同じ財がときとしては消費財として,またときとしては生産財として用いられることも少なくない。…

【生産財】より

…財の属性による分類ではないので,たとえば電力は,企業が消費財の生産に使用すれば生産財となり,消費者が使用すれば消費財となる。生産財には非常に多くの財が含まれるが,これらを労働と土地(自然資源一般を含む),そして資本財の三つに大きく分類することができる。このうち労働と土地は,生産過程において再生産することができない生物的・自然的産物であることから,本源的生産財と呼ばれる。…

※「資本財」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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