静菌剤(読み)せいきんざい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「静菌剤」の意味・わかりやすい解説

静菌剤
せいきんざい

細菌の発育を止める薬剤。細菌が完全に死滅するわけではなく、ただ発育が抑制されているだけであるので、この環境から細菌が離脱すると、また発育を開始する。抗生物質、化学療法剤のうち、病原微生物の発育を抑制することのみを機序(メカニズム)とするものにつけられた名称である。臨床上、テトラサイクリンなどの広域性抗生物質およびエリスロマイシンなどのマクロライド系抗生物質がこれに属する。

[幸保文治]

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