題を出す(読み)ダイヲダス

デジタル大辞泉 「題を出す」の意味・読み・例文・類語

だい・す

こちらから注文をつけておく。
「此の中の返報に、丸裸になっとなされ、恨みに存ぜぬ、と―・しておくからは」〈浮・禁短気・五〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「題を出す」の意味・読み・例文・類語

だい【題】 を 出(だ・いだ)

① それによって詩歌文章を作らせるために主題を提出する。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「としの若きほどに試みむとおぼして、〈略〉かたき題をいださせて試みさせ給ふ」
② 注文をつける。前もって、要点をおさえておく。
浮世草子傾城禁短気(1711)五「『此中の返報に、丸裸になっとなされ、恨に存ぜぬ』と題(ダイ)を出しておくからは、いかやうに返しせられても、此方恥辱にならず」

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