黄道帯(読み)コウドウタイ

デジタル大辞泉 「黄道帯」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐たい〔クワウダウ‐〕【黄道帯】

黄道を挟んで南北各8度ずつ、幅16度の帯。太陽、月、主な惑星はこの中を動く。黄道十二宮に相当する黄道十二星座があり、動物名の星座が多いため、獣帯とも呼ばれた。

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精選版 日本国語大辞典 「黄道帯」の意味・読み・例文・類語

こうどう‐たい クヮウダウ‥【黄道帯】

〘名〙 黄道の両側八度ないし九度ずつとった一六ないし一八度の幅をもつ帯状の域。太陽、月、惑星はこの中を運行する。獣帯。

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世界大百科事典(旧版)内の黄道帯の言及

【黄道十二宮】より

…前2100年ころの楔形文字板に黄道十二宮の痕跡があり,はじめはバビロニア天文学において使用され,前800年以後ギリシアに伝えられたとされている。宮のほとんどが動物名で表され,その名称がそのまま星座名にもなったが,黄道帯はギリシア語ではもともと動物を意味し,したがって獣帯ともよばれた。この黄道帯の12宮は,太陽,月,惑星の位置を示すために用いられたが,たとえば太陽はひと月に一宮ずつ移動する。…

※「黄道帯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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