こない(読み)コナイ

デジタル大辞泉 「こない」の意味・読み・例文・類語

こない

[形動]関西地方で)このようであるさま。こんな。語幹を副詞的に用いることもある。「こないなものは見たこともない」「こない言わはる」
[類語]こんな斯く斯くこうこうこれこれかようこういうこのようかかるこう斯くしかじか

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「こない」の意味・読み・例文・類語

こない

〘形動〙 (「こないな」の形で連体詞的に、「こないに」、または単独の形で副詞的に用いられる) このよう。こんな。こねえ。
※雑俳・たからの市(1705)「こないにと絵屋に道中振てみせ」
坊っちゃん(1906)〈夏目漱石〉八「腹立てた為めにこないな損をしたと悔むのが当り前ぢゃけれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android