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斯う コウ

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デジタル大辞泉の解説

こう〔かう〕【×斯う】

[副]《「か(斯)く」の音変化》
話し手の行動、または、聞き手よりも話し手に近い関係にある事物の状況をさす。このように。こんなふうに。「斯う書くのは誤りです」「斯うなったからには、覚悟しなければなるまい」
話し手が、いま述べたばかりの、または、すぐあとに述べる事柄をさす。「…と、斯う父は口癖のように言っています」「父の遺書には斯う書いてありました。『葬式無用』と」
(感動詞的に用いて)言葉に詰まったときなどに用いる。「何か斯う、気が晴れ晴れすることはないか」
人を導くなど、他人の動作を促すときに用いる。このように。こちらへ。
「まづ―お通りやれ」〈虎清狂・猿座頭

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大辞林 第三版の解説

こう【斯う】

( 副 )
〔「かく(斯)」の転〕
ある場面の様子をさしていう。話し手の身近の場面についていう。 「 -なればしめたものだ」 「 -暑くてはかなわない」
話した内容や心の中で考えた事柄などをさす。 「 -しろああしろと口うるさい」 「山路を登りながら-考えた/草枕 漱石
事態のなりゆきが限界に達したことを認める気持ちを表す。もうこれまで。 「祇王すでに今は-とて出でけるが/平家 1
動作を軽く指示する。 「さて私はもう-参りまする/狂言・末広がり 虎寛本
( 感 )
言いよどんだり、ためらいながら言ったりするときに用いる語。あの。ええと。 「 -、どうだえ、狼は出やしますまいねえ/塩原多助一代記 円朝
呼びかけの言葉。ぞんざいな言い方。おい。なあ。 「 -、おめえん所のおかみさんもお髪ぐしはお上手だの/滑稽本・浮世風呂 2

出典|三省堂
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