こんな(読み)コンナ

デジタル大辞泉 「こんな」の意味・読み・例文・類語

こんな

[形動]
話し手、または、そのそばにいる人が当面している事態や、現に置かれている状況がこのようであるさま。このような。「世の中にこんなひどい事があっていいのか」「こんなに親切にしてもらったのは初めてだ」「こんな仕事はもうごめんだ」
話し手のそばにある、または、手に持っている物のようすがこのようであるさま。このような。「こんな形の服がほしい」「こんなにおもしろい本は読んだことがない」
[補説]連体形に「こんな」「こんなな」の二形がある。連体形として一般には「こんな」の形が用いられるが、接続助詞「ので」「のに」などに続くときは「こんなな」の形が用いられる。「交通事情がこんななのに、よく来られたものだ」
[類語]斯く斯くこうこうこれこれかようこういうこのようかかるこう斯くしかじかなになにかなにかしらなになに

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 明石縮 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「こんな」の意味・読み・例文・類語

こんな

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 語幹がそのまま連体形の働きをするが、接続助詞「ので」「のに」が下に付くときは「こんなな」の形をとる ) 人や物事程度状態がその場で直接指し示されるようであるさま。このよう。このような。
    1. [初出の実例]「明石縮や恋のそめ 今はやる花の都にこんな物」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第二一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む