精選版 日本国語大辞典 「然然」の意味・読み・例文・類語
そう‐そう さうさう【然然】
[1] 〘副〙
① 「そう」を重ねて、繰り返し、または継続を表わす。そんなにそんなに。そのようにずっと。
② (あとに打消の語を伴って) それほどに。そんなに。「そんなにいつまでも」「そんなにたびたび」の意で使われることが多い。
[2] 〘感動〙
① 今まで忘れていたことを思い出した時に用いる語。
※めぐりあひ(1888‐89)〈二葉亭四迷訳〉二「待て頂戴よ! たしか、参りました。さうさう、参りましたとも」
さ‐さ【然然】
〘副〙 (副詞「さ」の重なったもの)
① 同意を表わす。そうそう。さようさよう。
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「『これはなににすべき物ぞ』とて見すれば『ささ、これしていとようつかうまつるべかめり』」
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