エルベ[川](読み)エルベ

百科事典マイペディア 「エルベ[川]」の意味・わかりやすい解説

エルベ[川]【エルベ】

ヨーロッパ中部の大河。チェコ西部の山中に発し,北西流してドイツ貫流,クックスハーフェン付近で北海に注ぐ。全長1165km,うちドイツ領内761km,舟航可能947km。マクデブルクで250mの川幅はハンブルクで500mに達し河口で15kmに広がる。バルト海オーデル川,ルール地区などと結ぶ運河網が発達。16世紀半ば英国マーチャント・アドベンチャラーズがハンブルクに進出したことにはじまって,エルベ川は英国をはじめとする西ヨーロッパと深い関係をもち,19世紀にはライン川と並ぶヨーロッパ大陸の大動脈となった。
→関連項目エスチュアリードイツラベ[川]

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