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ハンブルク ハンブルク Hamburg

翻訳|Hamburg

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ハンブルク
ハンブルク
Hamburg

正式名称は自由ハンザ都市ハンブルク Freie und Hansestadt Hamburg。ドイツ北部,エルベ川にまたがるヨーロッパ最大の港湾都市ベルリンに次ぐ同国第2の都市。1市で州を形成。

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百科事典マイペディアの解説

ハンブルク

ドイツ北部,ドイツ第2の大都会で一州をなす。エルベ川河口から約140km,アルスター湖に沿う港湾都市。世界的商港で海外航路の中心。造船,航空機,製油,化学,食品,タバコなどの工業が行われる
→関連項目自由都市

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世界大百科事典 第2版の解説

ハンブルク【Hamburg】

ドイツ北部の都市で,ドイツ連邦共和国の州(ラント)の一つとして,都市をこえた政治機構をもっている。人口171万(1995)。正式名称は〈自由ハンザ都市ハンブルク〉であり,現在でも中世のハンザ同盟の記憶を名称にとどめている。4年ごとに選出される議員120名が州議会を構成し,そこで市参事会Senatが選出される。市参事会員(10~15名)のなかから1年任期の市長と副市長が選出される。このような体制も部分的には中世ハンザ都市の伝統をふまえている。

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大辞林 第三版の解説

ハンブルク【Hamburg】

ドイツ、北海に注ぐエルベ川下流の北岸にある河港都市。造船業・石油精製業などが発達。中世にはハンザ同盟の有力都市。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ハンブルク
はんぶるく
Hamburg

ドイツ北部にある同国最大の港湾都市。ベルリンに次ぐ同国第二の大都市で、面積755平方キロメートル、人口172万8800(2002)。それ自体で一州を構成している。北海に流入するエルベ川の河口から約100キロメートル上流に位置し、その中州を縦横に掘削して港湾・工業地区が建設された。国内とスカンジナビア方面を結ぶアウトバーンが市内を通り、市域北部にフールスビュッテルFuhlsbttel空港がある。[齋藤光格]

港湾施設・工業

第二次世界大戦前は世界第4位の国際貿易港であったが、戦後、おもな後背地であったエルベ川沿いの地域が旧東ドイツ領として切り離されたため、一時オランダのロッテルダムや国内のウィルヘルムスハーフェン、ブレーメンなどとの競争に不利な条件にあった。それでもチェコは当時からこの港を利用してきたし、とくに1990年のドイツ統一後は、世界の約1100の港と、260航路の定期航路で結ばれる重要港として発展している。港湾地区の総面積は76平方キロメートル、うち16平方キロメートルが自由港である。2000年の輸入は4530万6200トンで、おもに化学製品、果物、穀物を輸入する。1980年ごろまでは石油の輸入が多かったが、北海油田からパイプラインで送られるようになり、輸入貨物量が大幅に減少した時期もあった。輸出は2805万1400トンで、機械、光学機械、車両などを輸出する。工業は、港湾関連部門である造船、機械、銅精錬、製粉、たばこ、ゴム、石油精製などのほか、とくに電子機器、印刷などが目だつ。[齋藤光格]

市街

市域は、エルベ川沿いの幅広い低湿地から、北岸と南岸の洪積層丘陵地にかけて広がる。都心は北岸の旧城壁内、市街地の貴重な水面である中世の堰止(せきとめ)湖ビンネン(内)アルスターBinnenalster湖の南に接して位置する。中央駅から西に延びる中心商店街メンケベルクMnckeberg通り、その突き当たりの市庁舎前広場と市庁舎、アルター・ワルAlter Wall通り、それに接する商業・業務地区が都心を形成している。
 港町地区はやや離れて南西方のエルベ川河岸の近くにあり、「飾り窓」で知られるヘルベルトHerbert通りを含む船員向けの歓楽街レーパーバーンReeperbahn地区が有名である。港湾・工業地区にはここから川底をくぐるトンネルが通じ、朝夕は通勤客で混雑する。
 旧城壁の外は住宅地区であるが、北部には旧植物園、ハンブルク大学、西部には歴史博物館、ビスマルク記念塔など、文化施設が配置されている。市街地はいまや隣接するシュレスウィヒ・ホルシュタイン、ニーダーザクセン両州の域内にまで拡大しつつある。第二次世界大戦で被害を受けたため歴史的建造物は少ないが、19世紀、ネオ・ルネサンス様式の市庁舎、18世紀、バロック様式の聖ミヒャエル教会、17世紀の織物業組合の家などが残る。[齋藤光格]

歴史


誕生と発展
825年ごろ築かれた城塞(じょうさい)からおこり、834年ここの教会に大司教座が置かれ、北欧キリスト教化の基地となった。バイキングやウェンド人の攻撃と略奪にあったが、11世紀に教父アダルベルトのもとで教化事業が進んだ。12世紀に領主シャウエンブルク伯はこの地の経済的重要性を認めて商人を計画的に定住させ、新市を建設した。1189年皇帝フリードリヒ1世がエルベ川下流域における商業、関税、航行の特権を与えた特許状は、商都ハンブルクの誕生文書となった。13世紀初めに一時デンマーク領になったが、その後目覚ましく発展し、多くの教会や市庁舎が建ち、市壁外に養老院が建てられた。1300年ごろには東西1.5キロメートル、南北0.8キロメートル、人口約5000であった。14世紀にはハンザ同盟の東西貿易の中継地となり、バルト海域の毛皮、蝋(ろう)、穀物、鉱物を西へ船積みし、西からの毛織物、香料、奢侈(しゃし)品をリューベックへ運んだ。市内ではビール醸造が盛んで、都市法はバルト海諸都市の母法となり、ドイツ最古の海事法が制定された。中世末には人口約1万4000、ハンザ第一の都市であった。[諸田 實]
黄金時代
16世紀に大きな混乱なく宗教改革を達成したが、このころには快速の単檣(たんしょう)(1本マスト)船がズント(エアスン海峡)を通ってバルト海へ、あるいはフランス、スペインへ直行し、1558年船員組合が一致して取引所を設立した。商人層は自治と独自の発展を求め、イギリス産毛織物の輸入港となり、ネーデルラント(オランダ)から迫害に追われた新教徒の亡命者を受け入れた。彼らはアントウェルペン(アントワープ)の商業を伝え、国際的港都への発展に貢献した。17世紀は帝国都市ハンブルクの黄金時代である。1616~25年の間に四つの門と多数の稜堡(りょうほ)を備えた城壁を築いて防備を固める一方、19年にアムステルダムに倣って振替と為替(かわせ)を営むハンブルク銀行を設立し、62年にコンボイ(警備艦隊)の制度を始め、65年に商業会議所を設立、76年に火災保険業務が開始された。フランス革命期にアムステルダムにかわって北欧第一の貿易港となったが、1806年フランス軍に占領され、10年フランス領に編入された。[諸田 實]
ドイツの一都市として
フランスに対するドイツ解放戦争(1812~15)後は自由都市としてドイツ連邦の一員となり、中南米、アフリカ、東アジア貿易が栄え、北欧への中継港となった。1847年ハンブルク・アメリカ海運会社が設立され、港も拡張された。1914年の保有船は1466隻、約300万トン。1871年ドイツ帝国に、88年関税同盟に加入。市民文化も栄え、18世紀にはテレマン、レッシングが活躍し、19世紀にはメンデルスゾーン、ブラームスが生まれ、ハイネも一時期を送った。第二次世界大戦中の1943年夏には爆撃で大きな被害を受けた。[諸田 實]

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世界大百科事典内のハンブルクの言及

【ブレーメン】より

…人口54万9000(1995)。ウェーザー川に沿い,ハンブルクに次ぐ同国第2の港湾都市。羊毛,木綿,タバコ,穀物などが輸入され,市内外にはこれらの原料を加工する産業が栄え,またウェーザー川下流では造船業が盛ん。…

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