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ラベ ラベLabé, Louise

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラベ
Labé, Louise

[生]1524頃
[没]1566
フランスの女流詩人。リヨンの富裕な網具商 P.シャルリー (別名ラベ) の子に生れ,La Belle Cordière (「網屋小町」) と呼ばれた。非常な美貌で,古典語などに精通,広い教養を身につけていた。乗馬,剣術にもすぐれ,冒険好きで,男装して従軍したともいわれる。父と同業のエヌモン・ペランと結婚,M.セーブらの詩人,文人を招いてリヨンの館にサロンを開いた。詩人としては「リヨン派」に属し,『作品集』 Œuvres (1555) には,奔放な熱情のあふれた恋愛詩や散文の対話『狂気と愛の論争』 Débat de folie et d'amourが収められている。

ラベ
Labé

ギニア中西部の町。コナクリ北東約 250km,フータジャロン山地に位置。 1720年代に建設され,18~19世紀フラニ族イスラム国家の行政・商業中心地,フランス植民地政策への抵抗拠点となった。現在は家畜,米,ミレット柑橘類などの集散地で,果物加工,ジャスミン油製造などが行われる。人口6万 5439 (1983推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラベ【Louise Labé】

1520?‐65か66
フランスの女流詩人。セーブを中心とするいわゆる〈リヨン詩派〉の一員。乗馬や音楽をはじめ古典語やイタリア語に通じた彼女は,その天来の美貌と才気によってうたわれ,また逆に,おそらくは旧来の道徳と対立するその自由奔放な言動や,その作品の内容と実生活との混同から中傷非難の的ともなった。ただ1巻の《リヨンの女ルイーズ・ラベ作品集》(1555)は,3編のエレジー(悲歌)と24編のソネット(十四行詩)合計600行余と,散文対話体の《痴愚女神と愛の神との諍(いさか)い》とを含む。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラベ
らべ
Louise Lab
(1520?―65/66)

フランスの女流詩人。リヨンに生まれる。モーリス・セーブを中心とする「リヨン詩派」の一員。乗馬、音楽をはじめ古典語やイタリア語にも通じ、その美貌(びぼう)と才気によって「綱具屋小町(つなぐやこまち)」La Belle Corderireとうたわれたが、また自由奔放な言動や作品内容と実生活との混同からとかくの風評の的ともなった。1555年に出された『作品集』は、三編の悲歌(エレジー)、24編のソネ、散文作品『痴愚女神と愛の神の諍(いさか)い』を含む。その詩風は類型的な恋愛詩の伝統を脱し、恋にもだえる女心を官能的に歌う。橋由美子]

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