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エスチュアリー estuary

翻訳|estuary

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

エスチュアリー
estuary

海に向って三角形に開いた河口部。海岸平野など,起伏の小さいところの河川沈水して形成された。河口部はゆるやかで潮汐や海水の影響を強く受ける。三角江ともいう。南アメリカのラプラタ河口,北アメリカのセントローレンス河口,ヨーロッパのエルベ川テムズ川などがその例。このような河口は大型船舶の遡航が容易な場合が多いので,しばしば大河口港が発達する。ロンドン,ブエノスアイレスモントリオールハンブルクなどはその好例である。

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百科事典マイペディアの解説

エスチュアリー

河川が海へと注ぐ河口部に生じる海の入り江のことで,三角江とも。出口付近に海流や河川の流下により砂州が形成され一部が閉じたものもあるが,おおむね細長い漏斗(ろうと)状の形態をなす。

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世界大百科事典 第2版の解説

エスチュアリー【estuary】

河川の下流部にある海の入江で,潮汐の影響をうけ,海水と淡水が出あい,混合する場所をいう。河口湾と訳される。一般に細長い漏斗状の形態をして,外洋に開口しているものと,出口に砂州があり部分的に閉ざされているものとがある。多くは最終氷期海面が低かった時代にできた河谷が,後氷期の海面上昇によって溺れ谷となり,その後の堆積作用が相対的に弱いために埋積されず,河口部が水域のまま保持されている所である。テムズ川やエルベ川のように,水深が大きいために海上交通と内陸交通の接触点として重要な港湾施設が立地する所も多い。

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世界大百科事典内のエスチュアリーの言及

【汽水域】より

…川が海に注ぎ込むところには,淡水と海水が混合したところができるが,これを汽水域(または河口域)という。川から流れ込む淡水の量は,集水域の雨量によって不規則に変わる。一方,海水は潮の干満で規則的な上下運動をしている。そのため汽水域の水の塩分濃度は,時刻によっても,また日によっても少しずつ異なっている。汽水域にすむ生物には,塩分濃度のひじょうに広い範囲で生活できるように適応したものが多く,これを広塩性生物とよぶ。…

※「エスチュアリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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