コリントス運河(読み)コリントスウンガ

デジタル大辞泉 「コリントス運河」の意味・読み・例文・類語

コリントス‐うんが【コリントス運河】

Dioriga KorinthouΔιώρυγα Κορίνθου》⇒コリント運河

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世界の観光地名がわかる事典 「コリントス運河」の解説

コリントスうんが【コリントス運河】

ギリシアペロポネソス半島の付け根、同国本土と同半島を隔てる位置にある運河サロニコス湾とコリントス湾を結んでいる。1893年にフランスの国策民営会社が建設した、全長6343m、幅23mの運河で、ギリシア南部とイオニア海を経由してイタリアを結ぶ重要な航路として、今日も利用されている。両岸は切り立った断崖になっていて、幅の狭い運河を通る船を橋の上から眺めることができる。

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世界大百科事典(旧版)内のコリントス運河の言及

【コリントス】より

…また背後に天然の要害アクロ・コリントスを有していたので,戦略地点としても重要視されてきた。なお,コリントス,サロニカ両湾を結ぶ運河の開削は古代から試みられてきたが,1881‐93年に全長6.4kmのコリントス運河が建設された。
[歴史]
 ホメロスの《イーリアス》ではエフュラ(監視塔の意)とも呼ばれたが,その名称が指すと思われるアクロ・コリントスには,前5千年紀(新石器時代)から人が住んだ痕跡が見られ,周辺一帯からミュケナイ時代の陶器が発掘されている。…

※「コリントス運河」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」