ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タウンゼンド(子)」の意味・わかりやすい解説
タウンゼンド(子)
タウンゼンド[し]
Townshend, Charles Townshend, 2nd Viscount
[没]1738.6.21. ノーフォーク,レイナム
イギリスの政治家,農業技術改良家。 1687年子爵を継ぎ,トーリー党の環境に育ったがホイッグ党を支持し,R.ウォルポールの妹ドロシーと結婚。ウォルポールに協力し,1714~16,21~30年国務相をつとめた。その間おもに外交を担当し,特に 25年オーストリア,スペインに対抗してイギリス,フランス,プロシアを結束させたハノーバー同盟によって知られる。 30年ウォルポールと対立して政界を去ってから農業技術改良に専心,かぶの栽培を導入してノーフォーク式4輪作農法の改善と普及に努力し,「かぶのタウンゼンド」とあだ名された。
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