ヌーシャン(怒山)山脈(読み)ヌーシャンさんみゃく(英語表記)Nu shan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌーシャン(怒山)山脈」の意味・わかりやすい解説

ヌーシャン(怒山)山脈
ヌーシャンさんみゃく
Nu shan

中国南西部,チベット (西蔵) 自治区からユンナン (雲南) 省にかけて延びる山脈。ホントワン (横断) 山脈の一部で,北半をターニエンターウェン (他念他翁) 山,南半をヌー (怒) 山またはピールオシュエ (碧羅雪) 山とも呼ぶ。東のランツァン (瀾滄) 江 (メコン川上流) と,西のヌー江 (タンルウィン川の上流) との分水嶺をなし,両側の谷に急傾斜で落込んでいる。北部には標高 6000m以上の万年雪をいただく山が多いが,南に向って低下する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android