ヒナゲシ(雛罌粟)(読み)ヒナゲシ(英語表記)Papaver rhoeas; corn-poppy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒナゲシ(雛罌粟)」の意味・わかりやすい解説

ヒナゲシ(雛罌粟)
ヒナゲシ
Papaver rhoeas; corn-poppy

ケシ科越年草で,グビジンソウ (虞美人草) ともいわれる。ヨーロッパ原産で,南ヨーロッパでは麦畑などの雑草となっているが,日本では古くから観賞用に栽培されている。茎は直立し,高さ 30~80cm。茎や葉に粗毛がある。葉は互生し羽状に不規則に裂け,裂片には歯牙がある。花は5~7月で,深赤色または白色の4枚の花弁をつける。柱頭放射状子房頂上をおおっている。

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