ビーナスライン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビーナスライン」の意味・わかりやすい解説

ビーナスライン

長野県中部,茅野市から白樺湖にいたる蓼科道路 (35.2km) と,白樺湖から強清水和田峠を経て扉峠にいたる霧ヶ峰道路 (40.8km) の総称。長野県営の有料道路だったが,2002年までに全線が無料化された。扉峠からは林道巣栗線を経て上田市に通じる。蓼科高原,白樺湖,車山霧ヶ峰高原美ヶ原など八ヶ岳中信高原国定公園の中核的観光地を貫通し,利用価値はきわめて高い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のビーナスラインの言及

【筑摩山地】より

…松本・上田両盆地はこの山地によって隔てられるため,扉,武石,三才山,保福寺などいくつかの峠が開かれ,これらの峠を通る道路は古くから重要な役割を果たしてきた。八ヶ岳中信高原国定公園の北端の一部であり,1981年には扉峠から美ヶ原に至る10.3kmのビーナスラインも開通した。【中村 三郎】。…

※「ビーナスライン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」