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和田峠 わだとうげ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

和田峠
わだとうげ

東京都西部の八王子市神奈川県北西部の相模原市の境にある峠。標高 688m。多摩川相模川分水界をなす。江戸時代甲州街道間道であった甲州脇往還が通じていた。高尾陣場都立自然公園の一部であり,すぐ南の陣馬山付近はハイキングコースとなっている。

和田峠
わだとうげ

長野県中部,長和町下諏訪町の境にある峠。筑摩山地の南端部を越えて諏訪盆地上田盆地佐久盆地を結ぶ。標高 1531m。中山道の峠では最高所にあり,江戸時代は下諏訪宿と和田宿間の難所として知られた。付近では黒曜石を産した。 1896年自動車道が開かれ,国道 142号線となり,霧ヶ峰高原美ヶ原を結ぶビーナスラインが交差している。八ヶ岳中信高原国定公園に属する。

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デジタル大辞泉の解説

わだ‐とうげ〔‐たうげ〕【和田峠】

長野県中央部、下諏訪町と長和町との境にある中山道の峠。標高1531メートル。霧ヶ峰北西に位置し、難所として知られた。付近は黒曜石産地

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百科事典マイペディアの解説

和田峠【わだとうげ】

長野県霧ヶ峰北西部,下諏訪町と小県(ちいさがた)郡和田村(現・長和町)の境にある旧中山道の峠。標高1531mで道中の最高点。鉄道の開通で一時衰えたが,現在は国道142号がトンネルで通じ,北信と南信を結ぶ重要路線となっている。
→関連項目下諏訪[町]

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世界大百科事典 第2版の解説

わだとうげ【和田峠】

東京都南西端,八王子市恩方と神奈川県藤野町との境にある峠。標高688m。多摩川と相模川の分水界をなす。ハイキングコースで知られる陣馬山のすぐ北に位置し,古くは案下(あんげ)峠と呼ばれた。八王子市と山梨県上野原町を結ぶ案下街道が通じているが,両市町間は甲州街道や中央本線の利用が便利なため交通量は少ない。峠直下の谷間から浅川上流の案下川が流れ出ている。【井内 昇】

わだとうげ【和田峠】

長野県中央部,霧ヶ峰の北西にある峠。標高1531m。近世に中山道が通じたが,中山道の中では最も標高が高く,最大の難所になっていたため,唐沢,東餅屋などに休み場が設けられていた。南麓の宿駅下諏訪は温泉もあって大いに栄えた。中央本線開通後はさびれたが,1978年峠の下に国道142号線の新和田トンネルが貫通して,冬季でも交通は容易になった。 和田峠の周辺は,本州でも最大級の黒曜石の産出地として知られている。

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大辞林 第三版の解説

わだとうげ【和田峠】

長野県中央部、霧ヶ峰の北西にある峠。海抜1531メートル。中山道の難所。周辺からは黒曜石が産出される。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔長野県〕和田峠(わだとうげ)


長野県中部、筑摩(ちくま)山地と霧ヶ峰(きりがみね)との間の鞍部(あんぶ)を通る峠。標高約1510m。諏訪(すわ)湖沿岸と(千曲(ちくま)川支流、依田(よだ)川上流の)和田川の谷を結ぶ。近世の中山道は現在の峠の西方500mの鞍部を越え、道中最高の難所だった。国道142号がトンネルで抜け、その上を霧ヶ峰と美ヶ原(うつくしがはら)を結ぶビーナスラインが通過。南東約1kmに有料の新和田トンネルが開通。付近は縄文時代に石器の材料ともなった黒曜石(こくようせき)の産地。

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世界大百科事典内の和田峠の言及

【和田[村]】より

…中心集落の和田は中山道の宿駅として発達した。村の南西には中山道随一の難所といわれた和田峠があり,付近は石器時代から黒曜石の産地であった。新和田トンネル開通(1978)後は諏訪地方との往来が容易になり,また美ヶ原と茅野市を結ぶビーナスラインを利用した観光客が増えた。…

※「和田峠」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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