長野県中央部、茅野市(ちのし)北部にある人造湖。1946年(昭和21)農業用温水溜池(ためいけ)として築造された。面積0.36平方キロメートル。蓼科山(たてしなやま)直下の標高1416メートルの地にあり、竣工(しゅんこう)当時は湖中に枯れ木が立ち、湖底にかつての小川の流路が見えるほどであった。白樺湖と名づけられたのは1954年からで、昭和30年代初めから観光化が始まり、湖畔には旅館や飲食店などが建ち並び、周辺にはペンションも多い。JR中央本線茅野駅、北陸新幹線佐久平駅からバスの便があり、観光道路ビーナスラインも通じる。湖岸には縄文遺跡の御座岩(ございわ)など遺跡も多い。
[小林寛義]
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