プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(英語表記)product portfolio management; PPM

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント
product portfolio management; PPM

アメリカのゼネラル・エレクトリック GEにおいて開発され,ボストンコンサルティンググループによって実用化された経営計画および管理の一手法。製品市場成長率とマーケット・シェア (市場占有率) の高低によって,花形商品 (高成長,高占有率) ,金のなる木 (低成長,高占有率) ,問題児 (高成長,低占有率) ,負け犬 (低成長,低占有率) の4つのカテゴリーに分類される (図参照) 。このうち「金のなる木」の製品は最も高いキャッシュフローを生み出し,「問題児」の製品は今後の投資を必要とする。各セルにおけるキャッシュ・フローの違いは,企業の資源配分計画や撤退計画および資金管理に有効なガイド・ラインを与える。 1970年代に広く普及し,現在では経営計画の基本原理として定着している。

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百科事典マイペディア の解説

プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

PPMと略す。企業の事業あるいは製品に関する資金の流出入は,市場の成長率とマーケット・シェアの組合せによって決まるという考え方。ボストン・コンサルティング・グループが学習曲線基礎にして案出した。

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