マーケット・シェア(英語表記)market share

  • まーけっとしぇあ

翻訳|market share

DBM用語辞典の解説

同じ商品カテゴリー内の競合者すべての販売量に対するあるブランド、または会社の販売量。カテゴリーの総販売数量が100万個、自社ブランド販売量が10万個とするとマーケット・シェアは10%と計算される。これと同じような概念にブランド・シェア(BrandShare)がある。ある特殊ブランドに対して消費者が支払った金額は、同じカテゴリーの中のすべての競合するブランドに対して消費者が支払った金額と比較して百分率で表わした数値である。(*ブランド・シェア参照)

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百科事典マイペディアの解説

競争市場(マーケット)における特定商品の総販売量の中で特定企業の商品の販売量が占める割合。市場占有率,市場占拠率ともいい,市場支配力の指標となる。生産量についてみた生産集中度とほぼ比例するが,輸入依存度の高い商品の場合は生産集中度が高くても市場占拠率の低い場合もある。
→関連項目プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ある企業がその属する市場において、どれだけの生産量ないし供給量を占めているかという比率(パーセンテージ)。市場占有率、市場占拠率ともいう。マーケット・シェアを最大の企業から順に累積したものが集中度である。
 経済分析においてマーケット・シェアが問題になるのは、次の二つの理由による。第一に、寡占企業は一般にマーケット・シェアの拡大を求めて競争するからである。それが上昇すれば、従業員の志気(モラール)の向上、金融市場の信用の上昇、規模の経済が達成されやすくなる等々の利益が生ずるので、それを求めて新製品の開発・創出、価格形成、市場展開などの経営戦略ないし市場行動が展開される。第二に、それが寡占産業の市場構造を左右するからである。マーケット・シェアの大きい企業、集中度の高い産業ほど、その売上利潤率、資本利潤率が高いだろうし、その価格に占める販売費用が大きく、それを利用して製品差別が行われやすく、参入阻止も行われやすいという市場構造が形成される。[一杉哲也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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