ラングスドルフ(読み)Langsdorf,Georg Heinrich von

朝日日本歴史人物事典 「ラングスドルフ」の解説

ラングスドルフ

没年:1852.6.29(1852.6.29)
生年:1773.4.18
幕末長崎来航したドイツ人医師,博物学者。ゲッチンゲンに生まれ,医学を修める。文化1(1804)年7月,ロシアの日本派遣使節レザーノフが,仙台領の漂流民4人を乗せて長崎に来航,通商要求をなしたが拒否された。ラングスドルフはそのときの軍艦ナデシュダ号に乗艦していたが,結局わが国への上陸は果たせなかった。

(長門谷洋治)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ラングスドルフ」の解説

ラングスドルフ Langsdorf, Georg Heinrich von

1773-1852 ドイツの博物学者,医師。
1773年4月18日生まれ。ロシアの世界周航調査隊にコペンハーゲンから参加し,文化元年(1804)レザノフとともに長崎に来航する。長崎で採集したコスミレ学名にその名がつけられている。1852年6月29日死去。79歳。ゲッティンゲン出身。ゲッティンゲン大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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