百科事典マイペディアの解説
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
スウェーデンの作家。11月28日ストックホルムで生まれる。ウプサラ大学卒業後公務員、2年間の農民生活ののち、作家活動に入る。怪奇、奔放な空想に満ちた小説『アモリーナ』(1823年完成。書き改めて1839年出版)をはじめ、多作、多彩な彼は『野ばらの書』(1833~1851)にみられるように、詩、劇、評論に健筆を振るい、革新的なロマン主義運動の旗手と目された。グスタフ3世王朝の舞姫を配した華麗な小説『女王の宝石』(1834)ののちは、一転して、ルソー風の「自然に帰れ」の思潮を基盤として、素朴な農民生活に取材した『会堂』(1838)ほかの写実的な作品を書いた。『それでよい』(1839)には、結婚は愛と理解に基づく個人の問題で、国家、教会が介入する余地はないとの主張を盛って、周囲のひんしゅくを買った。そのうえ文書偽造、毒殺未遂の容疑で1851年アメリカへ逃れ、各地を放浪ののち、ヨーロッパへの帰途、1866年9月26日、ドイツのブレーメンで死去。彼の作風の変貌(へんぼう)の激しさは、彼の生きた時代が一種の過渡期であったためでもあろうが、なによりも彼自身矛盾に満ちた振幅の激しい性格の持ち主であったことによる。その生涯はスウェーデン文学史上もっとも謎(なぞ)に満ちたものとされている。
[田中三千夫]
《「ノブレスオブリージュ」とも》身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観。もとはフランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞...
12/21 デジタル大辞泉プラスを更新
12/21 デジタル大辞泉を更新
12/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/28 デジタル大辞泉を更新
10/28 デジタル大辞泉プラスを更新
10/27 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新