デジタル大辞泉
「一姫二太郎」の意味・読み・例文・類語
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いち【一】 姫(ひめ)二太郎(にたろう)
子を産み育てるには、
長子は女、次に男の子が生まれるのが理想的である、ということ。一般に、
女児のほうが育てやすいことをいい、また、
男児を熱望したのに女児が生まれて失望する者への慰めのことばにも使われる。
※
椀久物語(1899)〈
幸田露伴〉六「最初に妾、次に男の子、一女二太郎
(イチヒメニタラウ)と
世話にいふ通りと」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
一姫二太郎
子供は、まず女の子を、次に男の子を授かるのがよい。
[使用例] 十一月末のある日の暁方、丹波典子は女の子をうんだ。一姫二太郎とはよく言ったものだ、と丹波家ではこぞってこの出産を祝い[立原正秋*恋人たち|1965]
[解説] 初めての子供は育てやすい女児の方がよく、育児にある程度慣れたところで男児を授かるのが望ましい。また、男児を熱望したのに女児が生まれて失望する者への慰めのことばとしても使われます。なお、「子供は、女一人男二人がよい」と子供の数として理解するのは誤り。
出典 ことわざを知る辞典ことわざを知る辞典について 情報
一姫二太郎
子どもを持つには、最初が女の子、次に男の子が理想的ということ。
出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報