仁済(読み)にんせい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「仁済」の解説

仁済 にんせい

?-1204 平安後期-鎌倉時代の僧。
真言宗。念範(ねんぱん)に密教をまなび,勧修(かじゅう)寺の寛信(かんじん)より灌頂(かんじょう)をうける。のち高野山真別所に地蔵院をたてて退隠した。大納言阿闍梨(あじゃり)とよばれた。元久元年6月8日死去。京都出身。俗姓は源(みなもと)。法名ははじめ尊海。号は地蔵房。著作に「秘密決疑抄」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例