借物(読み)カリモノ

デジタル大辞泉 「借物」の意味・読み・例文・類語

かり‐もの【借(り)物】

人から借りた物。「借り物式服
形だけ取り入れて、まだ自分のものになっていない、意見や考えなど。「借り物思想

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「借物」の意味・読み・例文・類語

かり‐もの【借物】

〘名〙 他人から借りた金銭品物など。
名語記(1275)五「出挙・借物を、おふ如何。おふは、負也。畳字には負累といへるこれ也」
※雑俳・柳多留‐二〇(1785)「かりものと見たはひが目か金屏風

しゃく‐もつ【借物】

〘名〙 物を借りること。また、人から借りた物。
※米沢本沙石集(1283)七「一人は家まとしく、一人は豊也けり。さるままに、常に借物なんどしけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android