負累(読み)おいかさぬ

精選版 日本国語大辞典 「負累」の意味・読み・例文・類語

おい‐かさ・ぬ おひ‥【負累】

〘他ナ下二〙 金を借りている上にさらに借りる。負債を増す。
吾妻鏡‐建仁元年(1201)一〇月六日「負累件米之輩、兼怖譴責

ふ‐るい【負累】

〘名〙 金銭物品を借り、その返済義務を負うこと。負債。また、その記録証文類。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
庭訓往来(1394‐1428頃)「負累証文等、謀実糺明之

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「負累」の読み・字形・画数・意味

【負累】ふるい

悪名を負う。〔史記、鄒陽伝〕梁にぶ。~(羊)等~之れを梁の孝王に惡(そし)る。~鄒陽、客して讒(ざん)を以て禽(きん)(擒)せられ、死して累せんことをる。乃ち獄中より上書す。

字通「負」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報