傑然(読み)けつぜん

精選版 日本国語大辞典 「傑然」の意味・読み・例文・類語

けつ‐ぜん【傑然】

〘形動タリ〙
① 他よりすぐれているさま。傑出しているさま。
駿台雑話(1732)五「王昌齢宮詞の諸篇は〈略〉ことに傑然(ケツぜん)たるものならんか」 〔荘子天運
② 心の動じないさま。意志がしっかりしているさま。毅然。
洒落本・風俗八色談(1756)三「終日終夜(ひねもすよすがら)飲むといへども傑然(ケツゼン)たる意気またたぐひなく見えける」

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普及版 字通 「傑然」の読み・字形・画数・意味

【傑然】けつぜん

特出。〔後漢書、第五種伝〕伏して故(もと)の州刺第五種を見るに、然として自らち、曲に在りて(はうしよ)(賄賂)のひ無く、堂にして擇言(たくげん)の闕(けつ)無し。天性、惡を疾(にく)み、方にして曲ならず。

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