天運(読み)テンウン

精選版 日本国語大辞典 「天運」の意味・読み・例文・類語

てん‐うん【天運】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 天体の運行。
    1. [初出の実例]「今天運の直理を覚知せんとならば、先づ星行の実を知るべし」(出典:暦象新書(1798‐1802)上)
    2. [その他の文献]〔史記‐天官書〕
  3. 天から授かった運命。自然のめぐりあわせ。
    1. [初出の実例]「可天運、所心神哉、無益無益」(出典:小右記‐長和元年(1012)六月二〇日)
    2. 「衣食住の三をわれと求む事なかれ。天運にまかすべきなり」(出典:一遍上人語録(1763)下)
    3. [その他の文献]〔六韜‐武韜順啓〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「天運」の読み・字形・画数・意味

【天運】てんうん

運命。晋・陶潜〔子を責む〕詩 天(いやし)くも此(かく)の如くんば 且(しばら)く杯中の物をめん

字通「天」の項目を見る

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