出歯亀(読み)デバカメ

デジタル大辞泉 「出歯亀」の意味・読み・例文・類語

でば‐かめ【出歯亀】

《明治41年(1908)風呂帰りの女性を殺害した女湯のぞきの常習者、池田亀太郎という出っ歯の男のあだ名から。「でばがめ」とも》のぞきをする男。また、痴漢変質者

でば‐がめ【出歯亀】

でばかめ

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精選版 日本国語大辞典 「出歯亀」の意味・読み・例文・類語

でば‐かめ【出歯亀】

〘名〙 (明治四一年(一九〇八)、女湯のぞきの常習者で、出っ歯の植木職池田亀太郎という男が、東京大久保で性的殺人事件を起こしたところから) 女湯をのぞくなど変態的なことをする男、転じて、好色な男の蔑称
※東京二六新聞‐明治四一年(1908)六月一七日「彼に類する行を為す者は誰でも出歯亀といひ、二代目三代目と云ふやうになりて」

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