即心念仏(読み)ソクシンネンブツ

デジタル大辞泉 「即心念仏」の意味・読み・例文・類語

そくしん‐ねんぶつ【即心念仏】

仏語。心と仏とが一体であるとする立場で、心の中に仏を念じること。観心念仏。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「即心念仏」の意味・読み・例文・類語

そくしん‐ねんぶつ【即心念仏】

〘名〙 (心に即して仏を念ずるの意) 仏語。心と仏とは一体であると観ずる境地にあって、仏を念ずること。
※霊空和尚和語雑録(1733)四「誠に吾人の、修すべき処は、即心念仏なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「即心念仏」の意味・わかりやすい解説

即心念仏
そくしんねんぶつ

観心念仏のこと。仏と心と衆生の3つが無差別という考えから,心のなかに仏を念じること。天台宗で実践し,自心のなかに仏国土を観じるのが「観心念仏」で,これは浄土教で仏の名号を称える「称名念仏」に対する語である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android