厭離(読み)オンリ

デジタル大辞泉 「厭離」の意味・読み・例文・類語

おん‐り【×厭離】

えんり(厭離)

えん‐り【×厭離】

仏語。けがれた現世を嫌い離れること。おんり。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「厭離」の意味・読み・例文・類語

えん‐り【厭離】

〘名〙 仏語。現世を厭い、欲望などのけがれを捨てること。おんり。
万葉(8C後)五・七九四右詩・序文「従来厭離此穢土、本願託生彼浄刹」 〔白居易‐唐江州興果寺大徳湊公塔碣銘〕

いとい‐はな・る いとひ‥【厭離】

〘自ラ下二〙 物事を嫌って避ける。いやがって対象から離れる。
※観智院本三宝絵(984)下「若世をいとひはなれて、しづかによくつとめおこなひて」

おん‐り【厭離】

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普及版 字通 「厭離」の読み・字形・画数・意味

【厭離】おんり・えんり

いとい棄てる。宋・軾〔黄魯直の李氏伝後に書す〕厭離する無し、何に從(よ)りて世を出でん。欣する無し、何に從りてに入らん。

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